■クラウド型ソフト「freee」 ベータ版無料配布
クラウド会計ソフト「freee」を運営するfreeeは19日、「クラウド給与計算ソフト freee」のベータ版をリリースした。無料で利用できる。
今年後半に正式版に移行する見通しで、正式版移行後は、従業員3人分まで給与計算が可能な基本プランが月額1980円、従業員1人追加ごとに月額300円の料金を予定。なお、正式版移行後も、無料試用期間を設けるという。
「クラウド給与計算ソフト freee」は、従業員のアカウントを作成し、従業員自身が勤怠情報を入力することで、給与額の計算、給与明細の発行と配布、社会保険や年金などの支払に関する書類などは1クリックで作成できる仕組み。このため、給与計算の知識がなくても給与関連事務が行えるようになる。
給与関連事務では税金や社会保険料の計算は複雑で法改正等もあり、担当するには知識が必要となるが「クラウド給与計算ソフト freee」では、入力された給与情報を元に税金・社会保険料を自動的に計算する。クラウド型のため、法改正による税率・保険料率の変更にも自動で対応し、ユーザーはソフトの買い替えやアップデートを行う必要もないため、給与計算関連の作業負担を大幅に低減できる。
「クラウド給与計算ソフト freee」は単体で利用可能だが「クラウド会計ソフト freee」と合わせて利用すると、同一アカウントで両サービスが利用でき、計算された給与や税金・保険料は「クラウド会計ソフト freee」に取引として自動で反映されるため、給与計算の結果を会計データとして転記する手間が不要になる。