「僕と堀北(真希)君はケータイから抜け出しました」
NTTドコモが今月13日に開いた新CM発表会。こんなひと言で会場の笑いを誘った俳優の渡辺謙。従来のCMでは、スマートフォン(高機能携帯電話)の「端末」になりきった2人だが、新CMでやっと人間に“復帰”した。
渡辺と堀北のほか、石原さとみ、松坂桃李、東出昌大らが繰り広げる群像劇。断片的なセリフや表情から、人間関係を読み解いていく楽しみがある。
「謙さん」篇は、ビルの屋上にたたずむ渡辺が見慣れたはずの地図を開くと、まったくの別物に変わっているという場面から始まる。風に導かれながら、街をさまよう渡辺が最後に発する言葉「何だか街がざわついている」は、ドコモの新料金プランがもたらす新しい時代の訪れを表現している。
松坂は故郷を飛び出し、街に出てきた若者、東出はさえないボクサーという役どころ。堀北や石原の役柄はまだ謎に包まれたままだ。
若手俳優のうち、熱愛がうわさされている東出のセリフには「ソワソワついでに恋の一つでもしちゃうんじゃないかな。いや、もうしてんじゃないか」というノリ突っ込みもあり、話題となりそうだ。