■部分供給を活用、環境負荷低減
三菱地所が東京・丸の内の超高層ビル「新丸の内ビルディング(新丸ビル)」で今月から、契約電力の約半分を再生可能エネルギーとする取り組みを始めた。電力をユーザーに代わって最適に調達する事業を手掛けるエナリス(東京都足立区)と電力契約を締結。一般電気事業者である東京電力に加え、新電力(PPS=特定規模電気事業者)からも電力の供給を受ける「部分供給」の仕組みを活用しているのが特徴だ。再生エネである木質バイオマス発電やバイオガス発電、太陽光発電を積極的に利用することで、環境負荷の低減や循環型社会づくりにつなげるほか、東日本大震災の復興支援にも貢献する効果があるとしている。
バイオガス発電など3種類
新丸ビルは東京駅前にあり、地下4階・地上38階で、高さは約198メートル。大企業のオフィスのほか、飲食や物販などの店舗なども入居。現在の建物は2007年4月に完成した。
三菱地所が新丸ビルで導入を始めた再生可能エネは、木質バイオマス発電など3種類。