□【パソコンスキル新時代 Odyssey communications】
■世界学生大会 90カ国65万人参加
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)を取得した世界の学生を対象に、アプリケーションソフトのスキルを競う国際的な大会が、「MOS世界学生大会」だ。この大会は、2003年から毎年開催されており、13年は「MOS/ACA世界学生大会2013」として7月31日~8月3日(現地時間)、米ワシントンで決勝戦が実施された。「MOS世界学生大会2013」には世界90カ国から延べ65万人の参加があり、日本からは延べ4万5000人がエントリー。大会の開催も11回目を迎え、マイクロソフト オフィスのオリンピックと呼べる規模にまで成長した。
決勝戦では各国から選抜された代表たちが一堂に会して、それぞれエクセル、ワード、パワーポイントのスキルを競いあう。参加国数、参加人数は年々、広がりを見せており、2013年大会では、アジアの常連国である中国、韓国、シンガポールに加え、ベトナム、マカオ、タイといった“新興国”の上位入賞が目を引いた。マイクロソフト オフィスのグローバルな広がりと浸透を感じさせる結果となった。
また、昨年新たに開催された「ACA世界学生大会2013」にも、世界各国から延べ5万9000人が参加。MOSと同様、アドビ認定アソシエイト(ACA)の資格取得を通じ、各国の代表がアドビシステムズのパソコン用画像処理ソフト「Adobe Photoshop」を使って競いあう。次世代のデザインプロフェッショナルの育成が目的だ。決勝戦では「The Global Fund for Children」という全世界規模で子供たちの支援を行っている団体のポスターを制作するという課題に挑んだ。作品制作という課題だけに、技術とともに感性や個性も評価される。