イオンが、通信サービスをセットにしたスマートフォン(高機能携帯電話)を低価格で発売することが30日、分かった。端末代金と基本料、定額のネット接続料を含め、携帯電話大手の半額以下の月額2980円(税抜き)で提供する。4月1日から予約を受け付け、4日から総合スーパー「イオン」の携帯電話売り場で販売する。
端末は米グーグルと韓国LG電子が開発した「ネクサス4」で本体価格は3万4080円(24回払いの月1420円)。これに基本料とネット定額を1560円にした携帯電話用ICカード「SIMカード」を組み合わせる。
携帯電話事業者から回線を借りて割安な料金でサービスを提供する仮想移動通信事業者(MVNO)を活用、ネット接続の通信速度を抑えることで低価格を実現した。メールやインターネットの閲覧の利用が中心の主婦や学生などを中心にに売り込む。
当面は8000台限定で販売し、売れ行きをみて今後の展開を検討する。