日本生命は女性職員のみで構成するコンサルチームを発足させた(25日午後、東京都千代田区)【拡大】
日本生命保険は25日、女性職員のみで構成するコンサルティングチームを新設した。女性ならではの視点やコンサル技術を社内に横展開し、女性や資産家の市場開拓を支援する。
新設した「FPコンサルティングチーム」には営業の第一線で活躍する経験豊かな全国の20~30代の女性職員11人を選抜した。
25日に開かれた同チームの進発式では、メンバーの米富久枝課長補佐が「1人1人が自己研鑽(けんさん)し、会社の女性活躍の象徴となれるように頑張りたい」と意気込みを話した。
同チームでは女性の生保ニーズに応えるためのコンサル手法を開発する。また、チームのメンバーが講師を務めるセミナーを全国で開催し、オーナー経営者ら資産家の開拓や都市部の企業の社員に保険を販売する職域営業の開拓の支援も手がける。営業職員に同行して直接営業を支援したりもする。
日生は2012年度から女性の活躍推進を経営戦略の一つに掲げており、新たな枠組みを構築して「多様化する顧客ニーズに対応する」(本山孝取締役専務執行役員)という。