「フレッツ光」の契約目標の未達は、平成23年度からもう3年連続。26年度は東で前年度見込みより10万件減の30万件増、西は10万件増の40万件増を目指すとした。認可申請で東西併せて100万件増を下回ったのは初めてだ。
減速の大きな要因は、スマホ、タブレットの普及だ。情報通信白書によると、スマホの普及率は平成22年末は9・7%だったが、24年末は49・5%に上昇。タブレットも7・2%から15・3%に増加する一方で、パソコンは83・4%から75・8%に減少した。
LTE躍進…NTT東の顧客満足度は「最下位」
現在主流になっている第3世代携帯電話の通信規格(3G)を高速化させ、家庭向けブロードバンド(高速大容量)回線並みの通信速度を実現したLTEの普及は目覚ましい。24年12月の加入者数は1363万件(契約割合10・6%)だったが、昨年9月末には3200万件(23・7%)にまで伸びた。
LTEの強みは回線工事が不要で、モバイルルータと端末があれば、どこでも快適な通信環境が確保できることだ。そしてこの快適さが、特に単身世帯を“回線不要”に傾かせている。