セブン&アイ・ホールディングスは13日、東京都内のホテルで毎年恒例となった、ひと足早いグループ合同入社式を開き、イトーヨーカ堂やそごう・西武など14社の新入社員1219人が社会人生活をスタートさせた。大量出店を続けるコンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンが過去最多の622人を採用するなど、14社計の採用数は前年より39人増えた。
あいさつした鈴木敏文会長は、4月の消費税率引き上げに触れ、「消費者心理に非常に大きな影響を及ぼす」と強調。そのうえで、「誠実であることを忘れないでほしい」と激励した。
東日本を中心にスーパーを展開するヨークマートの和田さつきさん(22)が新入社員を代表し、「失敗を恐れず、常に新しいことに挑戦し続けます」と抱負を語った。
セブン&アイは例年、少しでも早く接客に慣れてもらうため、一足早く入社式を実施している。今年はファーストリテイリングも3月4日に山口本社で入社式をすませるなど、他にも早めの入社式を行う会社が出てきている。