資生堂、ブランド活性化でV字回復へ 中価格帯化粧品の売り上げ牽引 (1/3ページ)

2014.3.4 07:02

資生堂が5月に発売する「ベネフィーク」のスキンケア製品。発表会でモデルの蛯原友里さんがアピールした=2月25日、東京都墨田区

資生堂が5月に発売する「ベネフィーク」のスキンケア製品。発表会でモデルの蛯原友里さんがアピールした=2月25日、東京都墨田区【拡大】

  • 資生堂の国内化粧品の売上高伸び率

 資生堂の経営改善策が実を結んできた。2014年3月期の連結最終損益は従来の予想を40億円上回る190億円の黒字と、146億円の赤字に陥った13年3月期からV字回復を果たす見込みだ。

 海外で事業の選択と集中を進めた成果が表れる一方、13年4月にマーケティング統括顧問として外部から招かれた魚谷雅彦氏が主導してブランド力の強化に努めた結果、国内では中価格帯の化粧品の販売が拡大した。同社は今後もブランド力の向上に取り組み、安定的な収益の確保を目指す構えだ。

 国内向け化粧品を牽引(けんいん)したのはユーザーの好みや肌に合わせて美容部員が対面で販売するカウンセリング化粧品。このうち中価格帯(2000~5000円)の店頭売上高は13年10~12月期に「エリクシール」が前年同期比26%増、「マキアージュ」が7%増となった。5月には「ベネフィーク」ブランドのスキンケア製品を投入し攻勢を強める。

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