「サムスン限界説」大躍進陰り 中国勢は安売り攻勢、日本勢も円安巻き返し (1/5ページ)

2014.2.27 11:30

CES会場のサムスン電子ブースで掃除機の説明を受けるパナソニックの津賀一宏社長(左から2人目)=1月7日、米ラスベガス

CES会場のサムスン電子ブースで掃除機の説明を受けるパナソニックの津賀一宏社長(左から2人目)=1月7日、米ラスベガス【拡大】

 パナ、未開拓領域で巻き返し

 「スマートフォン(高機能携帯電話)の次は洗濯機なのか…」

 1月上旬、米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。韓国サムスン電子のブースを訪れた関係者から失笑が漏れた。

 スマホの世界出荷台数は約10億台(2013年)に達し、先進国では需要が伸び悩みつつある。シェアトップ(約31%)のサムスンが「スマホの次」と位置付けるデジタル家電は何なのか。CESでは最も注目を集めたが、目玉となる商品は出展されず、サムスンのブース中央部に設置されたのは世界最大のドラム式洗濯機。「次」を提示できないサムスンに対し、業界内では限界説も流れ始めた。

 連結売上高約21兆9000億円、従業員数約22万人(いずれも13年)。本業のもうけを示す営業利益は3兆5000億円とパナソニック、ソニー、シャープの合算数値よりも大きい。サムスンが稼ぎ出す収益は韓国の国内総生産(GDP)の約2割を占めるほどだ。

「2番手商法」と呼ばれるサムスンの勝ちパターン

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