【ステップアップ】もしも 在庫持たぬネット店開業支援 (2/2ページ)

2014.2.25 05:00

「もしもドロップシッピング」の利用店舗の画面

「もしもドロップシッピング」の利用店舗の画面【拡大】

 これまで会員数が減ったことはないが、09年~10年にかけてDSを巡る詐欺が横行。DSのイメージ悪化は打撃となった。同社はNPO法人を設立して啓発活動に力を入れたほか、警察への情報提供に務めた。一方、08年のリーマン・ショックで失職者が増え、会員が予想以上に増えたこともあった。

 昨年8月には、楽天市場やヤフー!ショッピングといった人気の仮想商店街に出店し、収益をさらに拡大できる「TopSeller(トップセラー)」を開始。出店済みの業者も利用でき、商品ラインアップを拡充できる。ヤフー!ショッピングが昨年秋に出店を無料化したこともあり、すでに個人を含め900以上の出店がある。

 実藤社長は「もしもDSは会員100万人、商品点数100万点まで増やせる。トップセラーはまず3000店を目指したい。日本のメーカーはまだリアル店舗を優先している分、伸びる余地はある」と強調する。(井田通人)

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【会社概要】もしも

 ▽本社=東京都渋谷区道玄坂1-19-2

 ▽設立=2006年6月

 ▽資本金=5億2550万円(資本準備金含む)

 ▽従業員=30人

 ▽事業内容=ドロップシッピングサービスの提供など

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