マック持ち株会社の経営トップもカサノバ氏に 原田社長は代表権ない会長

2014.2.19 12:54

 日本マクドナルドホールディングス(HD)は3月25日付で、代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)に、事業会社「日本マクドナルド」のサラ・カサノバ社長兼CEOが就任するトップ人事を決めた、と19日発表した。会長兼社長兼CEOを務める原田泳幸氏は代表権のない会長に退き、在任10年の経営トップの座を明け渡す。

 同社はコンビニエンスストアや外食他社との競争激化で業績低迷が続いていることから、経営体制の刷新で局面打開を図る。

 3月25日開催の株主総会後の取締役会を経て正式決定する。

 原田氏は2004年、米アップルコンピュータ(現アップル)の日本法人社長から転身。就任後は「100円コーヒー」など低価格路線や期間限定キャンペーンで集客力を高め、同年から8年連続で既存店売上高を伸ばした。

 しかし2012年からは2年連続で減収減益となるなど、業績が落ち込んでいる。客足回復に向け、昨年8月に事業会社の代表取締役社長兼CEOをカサノバ氏に委ねたばかり。

 カサノバ氏は48歳。日本マクドナルドの上席執行役員などを経て、マクドナルドのマレーシア・シンガポール担当責任者から昨年8月に再び日本に赴任した。

 新体制では、現在取締役執行役員の佐藤仁志氏が代表取締役上席執行役員に昇格し、カサノバ新CEOを補佐する。

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