経団連の米倉弘昌会長は7日、来日中のトルコのエルドアン首相の歓迎昼食会を東京都内で開き、「両国の経済関係発展には日・トルコ経済連携協定(EPA)の実現が不可欠だ。日・トルコ首脳会談で交渉開始に合意していただくよう願っている」と訴えた。これに対しエルドアン首相も「EPAの交渉開始は両国経済を補完することになり非常に重要だ」と述べ前向きな姿勢を示した。
日本とトルコは昨年5月に戦略的パートナーシップの構築に関する共同宣言を策定。経済、教育、文化など幅広い分野での協力関係を深化させることで合意している。経団連は次のステップとして昨年12月、日トルコEPA交渉の早期開始を求める提言を発表していた。
同日の昼食会には両国の経済関係者約100人が出席した。