戸建て住宅の販売を行う創建(大阪市中央区)は、入居者からの子育てに関する意見を反映させた新商品「子育て Kurumu(クルム)」を発売した。構造体の外側から断熱材で包み、高気密・高断熱を実現した外断熱の家「Kurumu」をベースに、「コルクフロア」など6つのアイテムを導入した。開発を進めている分譲団地の一部に導入する。
事業化に当たって、子育てにかかわった約1000人の入居者を対象にアンケートを実施。人気が高い項目を取り入れた。
4帖スペースのコルクフロアは、滑りにくく衝撃を和らげるのが特徴で、子供の遊びスペースなどの床材に適している。また、ダニなども寄せつけにくいといった特性を備える。また、生活臭や有害物質を半永久的に吸着・分解、消臭し続け、クリーンな空気環境を維持する「空気を洗う壁紙」も導入した。ベースとなるKurumuは、ダニやカビの発生を抑制する。
子育てKurumuを建てる分譲地は「ルナ越谷レイクタウン クルムのまち」(埼玉県越谷市)と「ルナスマーティア島之内」(大阪府東大阪市)、「ルナ三田ウッディタウンけやき台」(兵庫県三田市)。全区画の2~3割を対象物件とする。子育てタイプの建物価格帯は、一般のKurumuに100万円を上乗せしたのが目安となる。