帝人は19日、中国の合弁会社、浙江佳人新材料が製造する再生可能なポリエステル繊維が、中国プロバスケットボールリーグ(CBA)の公式ユニホームに採用されたと発表した。
同繊維は、2013-14シーズンのCBAに所属する18チームの選手が着用するユニホームのほか、市販のユニホームにも採用される。使用済みとなったユニホームは浙江佳人新材料の工場(来年5月稼働予定)で同品質のポリエステル繊維に再生できるという。
帝人は衣類などに使われたポリエステル繊維を原料のテレフタル酸ジメチルに戻した後、再びポリエステルに再生する技術を2000年に確立。さらに、国内外のアパレルメーカーなどから賛同企業を募り、回収から繊維の再生、再利用を行うリサイクルシステム「エコーサークル」を展開。09年からはCBAのスポンサーである中国アパレル最大手の李寧と同システムを共同で運用している。