KDDI(au)は24日、スマートフォン(高機能携帯電話)向けのアプリ使い放題サービス「auスマートパス」の拡充策を発表した。新たに三越伊勢丹ホールディングス(HD)、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)、ネット上で宿泊・レストラン予約サービスを展開する一休の3社とコンテンツサービスで業務提携し、auスマートパス会員向けに新サービスを提供する。
今回の提携により、auスマートパス会員は、伊勢丹だけで取り扱う商品を購入したり、HISの旅行プランや一休の飲食プランなどを特別価格で利用できるようになる。三越伊勢丹HDとは第1弾として、伊勢丹新宿店で今月30日に始まる大型催事に入場してスマホで位置登録し、アンケートに答えると会員がプレゼントをもらえる企画を始める。HIS、一休は25日にサービス提供を始める。
KDDIの高橋誠専務は会見で「国内最大級の有料会員サービスをさらに発展させるため、コンテンツを増強し、顧客満足度を上げていく」と述べた。
月額390円で1000以上のアプリが取り放題のauスマートパスは現在会員数が800万人超。KDDIは、冬商戦向けにスマホ新機種を展開するのに合わせてauスマートパス向けのサービスを強化し、来年3月までに1000万人としている会員数目標の前倒しを狙う。