明治安田生命保険と住友生命保険が24日、2013年度下期(10月~14年3月)の資産運用計画を発表し、ともに日本国債への投資を増やす方針を明らかにした。すでに日本生命保険も下期に日本国債を増やす計画を発表している。
日銀の金融緩和で長期金利は足元では低下傾向が続いているが、金利水準が安定していることから大手生保はそろって日本国債を重視した運用方針とする。各生保とも日本国債について「金利水準を慎重に見極めながら買い入れする」(明治安田生命の山下敏彦常務執行役)計画だ。
財政問題などで米国の長期金利が乱高下している状況などを踏まえ、外国債券全体について、日本生命は「金利・為替水準を勘案しつつ調整する」、住友生命も「相場動向をにらみ機動的に運用する」とした。