NTTドコモは4日、スマートフォン(高機能携帯電話)向けの高速データ通信サービス「LTE」のうち、1.7ギガヘルツ周波数帯で下り毎秒最大150メガビットに対応する基地局を2015年3月末までに2000局に拡大すると発表した。現在はLTEでは最高速となる150メガビットのサービスを現在は東京、横浜、神戸など6都市で提供しているが、東京と名古屋、大阪地区の主要都市で利用できるようにする。
ドコモは米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の「5s」と「5c」を発売した9月20日以降、東名阪で使用している1.7ギガヘルツ周波数帯をLTEサービス専用に転換。通信速度が最大75メガビットのサービスに加え、150メガビットのサービスを限定的に提供している。
アイフォーンの最新機種は最大100メガビットにとどまるが、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したソニーや韓国サムスン電子などスマホは最大150メガビットの通信が可能。