トヨタ自動車は30日、プラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」を一部改良して発売した。価格は285万円から(補助金を差し引いた実質価格は255万円から)と従来モデルから価格を20万円引き下げ、販売てこ入れを図る。
プリウスPHVは2012年1月、国内を皮切りに海外でも販売を始めた。当初は国内の年間販売目標を3万5000~4万台としていたが、充電インフラ網の整備が進まないことなどから、これまでの累計販売は国内が1万4000台、世界でも4万台にとどまっていた。今後は当面、国内で年間1万台以上、2010年代後半には年間2万台以上の販売を目指す。
今回の一部改良では内外装の上質感を高めたほか、新しい溶接技術を取り入れることでボディの剛性を高め、振動や騒音も減らした。