秋冬に需要期を迎える即席袋麺市場で、今年はメーカー2強が「うどん」でシェア拡大を狙う。
日清食品と東洋水産は26日、生麺の食感に近づけたノンフライ麺の「うどん」をそれぞれ発表。定番のラーメン以外の分野で新たな即席麺市場を開拓しようと火花を散らしている。
ノンフライ麺の市場を切り開いたトップシェアの東洋水産は、マルちゃん正麺ブランドの「うどん」と「カレーうどん」(各5食パックで525円)を10月7日に発売する。
両商品で年間4500万食、45億円の売り上げを目指す。小畑一雄社長は「ノンフライ麺の先行メーカーとしてトップシェアを確保し、市場全体も活性化していく」と、さらなる販売上積みに貪欲だ。