20日発売の新型アイフォーンの予約を始めた家電量販店=13日、東京・有楽町のビックカメラ有楽町店【拡大】
「5s」の最上位モデル(64ギガバイト)は、ドコモが2万160円、KDDIとソフトバンクが2万640円と若干の違いがあるが、データ通信が使い放題(月7ギガバイトまで)のパケット料金は3社とも月額5460円で同額。
ドコモを警戒して、KDDIとソフトバンクは旧機種の下取り価格を大幅に引き上げることになる。ともに新機種への買い替えが条件だが、KDDIが「5」(64ギガバイト)の下取り価格を2万8000円としたほか、ソフトバンクも同程度の価格とする方向で検討中。ドコモから奪い取った顧客の再流出を防ぐ構えだ。ドコモも、KDDIとソフトバンクのアイフォーン利用者の旧機種の下取りを実施。異例の下取り施策で両社からドコモへの転入を促進する手段に打って出る。
ドコモは学生向けに最長37カ月間、基本料780円無料とパケット定額料1050円割引を実施。ドコモ利用者間で月額700円で通話し放題となる「Xiカケ・ホーダイ」をアイフォーン契約者向けに来年9月30日まで半額にする。