競泳水着で後発ミズノ反撃! 高速LR騒動後に「あえて打って出た」 (1/4ページ)

2013.9.7 18:00

 5年前の北京五輪で競泳界に旋風を巻き起こした高速のラバー水着。身体を締めつけることで水の抵抗を極限まで抑えられる「夢の水着」ともてはやされたが、国際水泳連盟(FINA)が禁止し、繊維製の水着しか着用できなくなった。メーカー間で明らかな優劣の差は出にくくなったものの、各社は知恵を絞り、あの手この手の差別化を打ち出している。そんな中、“後発組”のミズノが、着々とシェアを高めている。その理由とは…。

 高速水着の“余波”

 「高速水着騒動後、選手は契約企業とは関係なく、本当にいいと思う水着を選ぶようになった」

 ミズノで水着の企画開発を担当する吉井宏見さん(47)はこう打ち明ける。

 2008年の北京五輪を席巻した英スピードの高速水着「レーザー・レーサー(LR)」は金メダリストの94%超が着用し、世界記録を次々と塗り替えた。

 当時、ミズノとアドバイザリー契約を結んでいた男子平泳ぎの北島康介選手は、LRを着用し競泳男子200メートル平泳ぎで五輪史上初の連覇を達成したが、契約をほごにされたミズノのメンツはつぶされた。

選手が全ての水着を試し、本当にいいと思う製品を選ぶようになった

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。