異例の「機上会見」に踏み切ったのは、サービスのよさを強調するため。本革張りのシートはスペースを広く取り、ドリンクは無料。定時運行率などの利便性の高さもアピールし、LCCが見限った“要素”を突く作戦に出た。
期間限定でキャンセル可
スカイマークは座席限定の割引運賃「フリー」を1月に改定。現在、主力路線で最低価格を1万円に設定している。加えて一定期日までならキャンセル料が無料などの利便性も高め、LCCへの対抗姿勢を鮮明にしている。
スカイマークは3月いっぱいで関空路線から撤退。好調を維持する関空拠点のピーチ・アビエーションに押された格好だが、実は「LCCとの消耗戦を避けたい」という意味合いが強い。LCCが就航していない仙台と福岡、新千歳を結ぶ路線に進出するなど、LCCとの直接対決を避けている。
さらに来年3月から主力の羽田-福岡線で、追加料金を払えば利用できる上級クラスの導入を検討。大手にも“かみつく”構えだ。