ソフトバンク子会社のPHS事業会社ウィルコムは4日、同社のPHS回線経由で異なる通信事業者のスマートフォン(高機能携帯電話)の間で定額通話ができる「だれとでも定額パス」を、7月下旬に発売すると発表した。クレジットカード大のアダプターにアンドロイド対応スマホをかざせば、PHS経由でスマホやPHS端末と通話ができる。
利用料金は、基本料金490円と定額通話オプションで月額1470円。通話は1回10分以内、月500回まで。それ以上の利用は通常の従量制通話料(30秒21円)が必要になる。
また、「だれとでも定額パス」の発売と同時に、携帯電話回線を使った高速データ通信とPHS回線の両方が使えるデュアルスマホ「ディグノデュアル2」(京セラ)と「アクオスフォンes」(シャープ)を18日以降に発売する。通常携帯からの乗り替え促進を狙い、6カ月間月額1980円のパケット定額キャンペーンを始めた。