オランダの電機大手、フィリップスが日本の美容家電市場に再参入する。9月上旬に電動洗顔ブラシなど2製品を投入し、急成長が見込まれる同市場の需要を取り込む。販売好調を受けてパナソニックが品ぞろえを拡大するなど、国産メーカーも取り組みを強化。100カ国以上で美容家電を展開する欧州からの「黒船」襲来で、市場の競争は一段と激しさを増しそうだ。
洗顔ブラシなど投入
フィリップスが投入するのは、手洗顔の10倍の洗浄効果があるという電動洗顔ブラシ「ビザピュア」(想定価格1万4800~1万6800円)と、除毛後の肌を手入れする光美容器「ルメア」(同5万9800円)。ルメアは2010年の発売以来、海外で14万台を売り上げた人気商品だ。
この分野の商品ラインアップを「ビューティーコレクション」と名付け、日本の消費者ニーズにあわせた高い美容効果が実感できる商品に絞って販売していく計画という。