6月に北米で始まったアニメの週間視聴率は、現地のアニメ系チャンネルでトップとなるなど注目度は高く、バンダイナムコゲームスの鵜之沢伸副社長は「世界中で通用するキャラクター。関連商品で年間300億円は売り上げる力はある」と自信をみせる。利益率が高く、応用の自由度も高い自社IP(キャラクターなど知的財産)を中心に、収益改善を急ぐ狙いだ。
同HDでは、バンダイとナムコとの経営統合後、キャラクターごとに商品展開するIP軸戦略を実施。HD傘下のナムコが運営するアミューズメント施設のゲーム機とバンダイの玩具と連動して楽しむ遊び方の提案など、1つのキャラクターで多面的な収益源を獲得する商品開発を国内外で展開している。