西武ホールディングス(HD)の株主総会が25日午前、埼玉県所沢市内で始まった。株式上場をはじめとした経営方針をめぐり意見が対立する筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスと、株主総会の議長をつとめる後藤高志社長ら現経営陣とのぶつかりあいに、注目が集まっている。
≪株主らの入場が終わらず、午前10時の予定開始時間から約13分遅れで総会が始まった。後藤社長が遅れたことをVTRで西武HDの事業報告などが紹介された後、西武HD側と株主側がそれぞれ提案した計10の議案の審議に入った≫
後藤社長 「サーベラス側から株主提案のご説明を10分間でお願いします」
鈴木喜輝サーベラス・ジャパン社長 「日本における企業価値は株主のみで判断されないと理解されている。西武グループは広く従業員、取引先、地域の皆様に関しても考慮されるべき。西武グループの公共サービスについて私どもは深く理解している」