《奥田隆司社長が創業以来、初の減資によって財務体質を改善する議案や、取締役を12人から9人に減らす人事など3議案を説明した後、株主からの質問がスタートした。最初に質問に立った男性株主は、特別顧問に就任する町田勝彦相談役の人事に関して疑義を呈した》
男性株主 「町田相談役は大阪商工会議所副会頭のため、肩書がいるということですが、(町田氏は)倒産の危機に追い込んだ責任者。元会長の名誉のために費用を使うのはおかしいと思います」
《さらに、取締役でない会長に就任する奥田社長の人事についても質問する》
男性株主 「上場企業では異常で、名誉職ならやめてほしい。必要な人ならば執行役員になってもらえばいい。御社は倒産の危機にあるのです。元役員に費用を使わないでほしい。社員のリストラを減らす方に使ってほしい。社員のリストラで技術流出が起こっております」