マツダが2011年11月から課長級以上のすべての幹部社員を対象に実施していた給与削減が4月で終了していたことが14日、わかった。
当初計画していた実施期間が終了したことによる措置だが、13年3月期連結最終損益が5期ぶりに黒字転換したことで給与削減を延長しなかった。
給与削減はリーマン・ショックの影響で業績不振が続いたことによる構造改革の一環。削減幅は役職によって異なり、最大10%だった。
マツダは昨年、独自の低燃費技術を取り入れたスポーツ用多目的車(SUV)「CX-5」や主力車「アテンザ」を相次いで発売。国内や東南アジアで販売を伸ばした。