インドから新興国へ戦略車輸出 三菱ふそうトラック・バス (1/2ページ)

2013.5.24 09:00

三菱ふそうトラック・バスのアジア・アフリカ向け戦略車「FUSO」ブランドを披露するアルバート・キルヒマン社長=23日、インド・チェンナイ(古川有希撮影)

三菱ふそうトラック・バスのアジア・アフリカ向け戦略車「FUSO」ブランドを披露するアルバート・キルヒマン社長=23日、インド・チェンナイ(古川有希撮影)【拡大】

 三菱ふそうトラック・バスは23日、アジア・アフリカ向け戦略車「FUSO(ふそう)」ブランドを新たに立ち上げたと発表した。

 6月から、親会社で商用車大手の独ダイムラーがインド南部のチェンナイ工場で生産する同国向けブランド「バーラト・ベンツ」のプラットホーム(車台)を「ふそう」ブランドと共通化して、スリランカやバングラデシュなどアジア・アフリカ地域15カ国に順次輸出する。

 商用車メーカーがインドを輸出拠点にするのは初めて。同日記者会見した三菱ふそうのアルバート・キルヒマン社長は「有望市場のアジア・アフリカに物流・調達コストを最適化した商品を提供し、ふそうの存在感を高めたい」と狙いを説明した。

 ふそうブランドは車両総重量が25~49トンの大型トラック3車種と9~16トンの中型トラック2車種の計5車種。いずれも、現在の「三菱ふそう」ブランドにはないラインアップを埋める形で車種を拡充することで、両ブランドの補完性を高める。

ここへ来てインド市場への進出機運が高まっている

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