「原発再稼働の見通しがつくということが最大の課題。それがつけば、状況はずいぶん変わるはずだ。だが当然、設備投資の際の発注の見直しなどを通じた経営効率化にも取り組む」
--その場合、東海第2原発(茨城県)と敦賀原発のどちらの再稼働申請を優先するのか
「そこまでの検討は進んでない。新安全基準の内容や適用時期が確定しておらず、東海第2と敦賀原発の双方でどのぐらいの工事や時間が必要なのかが定まっていないためだ。(新安全基準の施行後)それを検討し、なるべく早く再稼働できる方を選ぶことになると思う」
--申請中の敦賀3、4号機の増設計画に変更はないか
「手続き上も(計画を)引っ込めることは考えていない。地元から何十年にもわたって支援をいただいている。増設計画は継続していきたい」