NTTドコモは、家庭に設置した太陽光パネルや蓄電池、電気自動車など計5つの電源から複合的に電力供給を受けながら、停電時の電力をまかなえる独自の「ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)」を開発した。
IT(情報通信技術)を使って家庭内で家電製品などへの電力需給を制御し、節電にも貢献するHEMSはこれまで、三菱電機や東芝、パナソニックなどの電機メーカーが市場を牽引してきた。
ドコモは近くHEMSを導入したモデル住宅を販売する予定で、携帯電話会社としては初の試みが業界に風穴を開けそうだ。
仙台市中心部から北東に約7キロの住宅地、同市宮城野区田子地区。ここに新築したばかりの戸建てが16戸立ち並ぶ。見た目は周りの家と大差ないが、中身は「スマートハウス」。ドコモのHEMS技術を活用した省エネ住宅だ。