40~50代の女性が美しく見えるおしゃれな服を手ごろな価格で提供する婦人服の通信販売ベンチャー、ドゥクラッセ(東京都目黒区)。商品企画から製造、販売、配送までを一貫して手がけ、創業6年で年商百億円を視野に入れる。新聞広告とカタログの宣伝効果で会員数も全国で約80万人に達し、急速に増え続けている。
快進撃の象徴ともいえる商品が、昨年7月に発売したカシュクール・ワンピースだ。お腹回りにギャザーをつけて体形を隠し、シャツ感覚でかぶって着る手軽さが人気を集めている。ふつう、1千枚を売ればヒットとされるが、これまでに約1万8千枚を販売。シーズンごとに、素材やデザインを変えて展開する定番商品になった。
製品づくり全般を担当した同社の高嶋由里子さんは、発売直後の昨夏、電車の車内や大手百貨店、繁華街で、カシュクール・ワンピースを着た女性を相次いでみかけた。「めったにないことで、ヒットを実感した」と振り返る。