日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が8日発表した4月の車名別新車販売台数は、昨年12月20日に大幅改良して発売したダイハツ工業の軽「ムーヴ」が前年同月比53.9%増の1万8601台となり首位となった。軽自動車が首位になったのは2011年5月以来で、ムーヴが首位を獲得したのは08年11月以来。
ムーヴは軽ワゴントップのガソリン1リットル当たり29.0キロの高い燃費性能と107万円からの低価格に加え、軽初となる衝突防止システムを採用しており、担当者は「総合力が評価されたのではないか」と分析している。
2位にはトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が15.9%減の1万8417台で続いた。トヨタの小型HV「アクア」が7.0%減の1万7182台で3位だった。
トップ10のうち、軽自動車が7車種を占めた。円安に伴う燃料価格の値上がりが続く中、軽自動車の人気が集まっている。