水泳用品メーカーのフットマーク(東京都墨田区)は、乳がんを経験した人のための水着「アクアマンマシリーズ」の販売を開始した。体にやさしくフィットし、ずれず、肌を痛めないなどの特徴を備えた。袖無しセパレーツと袖付きセパレーツで構成している。フットマークのウェブサイト(http://www.ukiuki.jp/)と、乳がん患者向け下着を取り扱うブライトアイズ(http://www.be-japan.com/)などを通じて販売する。
一般的な水着の場合、パッドを入れるポケット部分がなかったり、ずれやすいため、着用するに当たっては不安感が残る。ブライトアイズと共同で開発した今回の新商品は、乳がんを体験した人にテストを依頼し、意見を反映させた。
手持ちのパッドを簡単に付けられるように、装着部にポケットを付けた。ポケットは、中心が重なり合って開く構造。パッドを一度入れたら落ちたりする心配がないようにしている。
袖付きタイプは肩とウエスト以外は総裏地とし、水中ウオーキング用を想定した。袖無しタイプは動きやすさと耐久性を考慮し、胸部分だけを裏地付きとした。色はブラックやパープルなど4色を用意。価格は1万2600~1万6000円。