ソフトバンクモバイルは7日、夏商戦向けの新型スマートフォン(高機能携帯電話)6機種を発表した。このうち2機種は業界で初めて「フルセグ」放送に対応。スマホで映像を視聴する際に通常の地上デジタル放送並みの高画質を実現した。同社としては初の高齢者向けスマホも投入、通信速度以外にも高画質化や操作の簡素化で顧客層の拡大を図る。
新機種は10日から順次発売。6月下旬以降に発売する旗艦モデル、シャープ製「アクオスフォンXx(ダブルエックス)206SH」と、富士通モバイルコミュニケーションズ製「アローズA(エース)202F」はいずれも5インチのフルHD液晶を搭載し、業界で初めてフルセグに対応した。電池容量はそれぞれ3000ミリアンペア時超と大容量を確保、充電なしで2日間利用可能という。フルセグ携帯はNTTドコモも夏に投入を予定しており、競争が激化しそうだ。
このほか、大きな操作ボタンを持つ高齢者向けスマホ「シンプルスマホ204SH」(シャープ)、機体重量94グラムと世界最軽量を誇る「ディグノアール202K」(京セラ)なども投入する。