カプコンやバンダイナムコゲームスなど家庭用ゲーム機メーカーが、テーマパーク事業を加速させている。
架空のゲームやアニメの世界観を幅広い世代に体感させて認知度を上げる“リアル化事業”の一環だが、ソーシャルゲームに押され、ゲームソフト本体の売り上げが期待できない中、本業からゲームキャラクターや世界観を応用するビジネスへと、軸足を移す可能性を指摘する識者も多い。
しかし、テーマパーク事業も参入企業が多く、内容の均質化で目新しさを失うリスクを抱えており、展開手法の工夫が求められている。
新作が毎回当たるとは限らない
「これまで、ヒットしてきた歴史ある人気ゲームソフトであっても、新作が毎回、当たるとはかぎらない」。ある家庭用ゲーム機ソフトの関係者は、そう打ち明ける。