【ワシントン=柿内公輔】米ソフトウエア最大手のマイクロソフト(MS)が24日発表した2012年10-12月期決算は、最終利益が前年同期比4%減の63億7700万ドル(約5740億円)だった。ビジネス部門や娯楽部門の落ち込みが響いた。
売上高は3%増の214億5600万ドルと四半期ベースでは過去最高を更新。パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」部門が、昨年秋に発売した最新版「8」の好調で24%増と伸びたのが貢献した。
ただ、主力業務用ソフト「オフィス」の刷新を控えたビジネス部門が10%減、ゲーム機「Xbox360」などの娯楽部門も11%減とふるわなかった。
バルマー最高経営責任者(CEO)は声明で、自社開発のタブレット端末「サーフェス」など新製品で「顧客を引きつける」としたが、販売管理費の増加も業績の重しになっている。