【デトロイト=柿内公輔】米ミシガン州デトロイトで14日開幕した北米国際自動車ショーで、トヨタ自動車やホンダが注目の小型コンセプトカーを発表した。日本勢が得意とする小型車でも存在感を一層アピールし、拡大が続く北米市場で販売増を狙う。
トヨタが発表した次期「カローラ」の試作車としての位置づけの「カローラ フーリア」は、低燃費が売り物の北米向け小型セダンで、今夏にも発売される見通し。伸びやかなシルエットに斬新なテールランプが特徴で、北米トヨタの寺師茂樹社長は「カローラがどんどん変わる姿を見せたい」とPRした。
ホンダも小型SUV(スポーツ用多目的車)の試作車を発表。「フィット」や「シティ」に続く小型の世界戦略車で、今年末にまず日本で販売される。
北米自動車ショーは15日まで報道陣に公開され、19~27日に一般公開される。