【底流】ホンダ躍進“軽3強時代” ライバルを驚かせた「Nシリーズ」の完成度 (3/5ページ)

2012.11.25 07:00

「NBOX」シリーズが好調なホンダ。軽自動車市場で躍進した(瀧誠四郎撮影)

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  • ダイハツ工業の「ミライース」

 フィットしのぐ利幅

 「N BOX」の室内は全長218センチ、高さ140センチ。子供であれば、立ったまま着替えもできる広さだ。

 スライド式のドアなど軽らしくない機能を徹底的に充実したこともユーザーの心をつかみ、4月には軽の車名別新車販売台数でダイハツ「ミラ」を抜き、軽でトップに立った。

 これが社内の雰囲気を一気に変えた。11月2日に発売したNシリーズ第3弾「N-ONE(エヌワン)」には「N360」をモチーフにした外観が採用されることが決まった。「(主力小型車)フィットに遠慮せずに開発しろ」との号令のもと、「過去のモデルをリバイバルしてはならない」という暗黙の社内ルールさえ打ち破ったのだ。

 Nシリーズのヒットで部品の調達コストも低下。かつての“お荷物”はいま、フィットの利幅をしのぐまでになった。

唇をかむスズキ営業担当者「エヌワンを見て、正直悔しかった」

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