デジタル家電“総崩れ”の様相 大手各社、テレビ販売計画を下方修正 (3/4ページ)

2012.11.10 08:30

 ヒットにつながる革新的な商品

 パナソニックは、デジカメの販売見通しを7月の予想に比べ300万台、富士フイルムは130万台下方修正。携帯型ゲーム機でも、任天堂が「ニンテンドー3DS」を当初の見通しに比べて100万台引き下げ、ソニーも「PSヴィータ」と「PSP」合計の販売台数見込みを200万台下方修正した。

 薄型テレビを中心とするデジタル家電の総崩れの流れに歯止めをかけるには「常識を超えた顧客体験を呼ぶ商品やサービスを提供し、ヒットにつなげる」(平井一夫・ソニー社長)ことが欠かせない。

 スマホやタブレットで世界トップの座を築いたアップルも、一時期、極度の販売不振に陥った経験がある。その時の経営危機を救ったのが、携帯型音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」など、革新的な商品を立て続けに世に送り出したことだった。

 家電業界に詳しいアナリストは「ユーザーの生活を一変させる商品を打ち出し、世界的にヒットとなれば、復活のチャンスはある」(アナリスト)と“日の丸家電”にエールを送っている。

2013年3月期の販売計画を下方修正したデジタル家電

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!