日航と全日空、収益性の高さ際立つ コスト管理の徹底など奏功 (1/3ページ)

2012.11.3 06:30

中間決算を発表する日本航空の植木義晴社長(左)=2日、東京・中央区の東京証券取引所

中間決算を発表する日本航空の植木義晴社長(左)=2日、東京・中央区の東京証券取引所【拡大】

 航空大手2社の2012年9月中間連結決算が2日、出そろった。昨年の東日本大震災からの旅客需要回復やコスト削減効果で、日本航空、全日本空輸ともに増収増益とし、本業のもうけを示す営業利益で過去最高を更新した。

 特に日航は、日中関係の悪化に伴う旅客減が予想される中で、13年3月期の営業、最終利益見通しを上方修正した。両社ともコスト削減努力が奏功したためで、世界的にみても高収益の航空会社といえる。

 9月の再上場後初で、3年ぶりに東京証券取引所で決算発表した日航の植木義晴社長は「部門別採算制度などで収益の最大化、費用の最小化を図った」とし、最終利益も過去最高を更新したと説明した。売上高に対する営業利益率は17.7%と前年同期と同様の高水準を維持した。

 全日空も国内、国際線ともに「ビジネスも観光も需要は堅調」(殿元清司常務)で、大幅な増益を確保。こちらも営業利益率は10%に達した。

 両社とも、国内、国際線とも路線ごとのコスト管理を徹底したり、減便や機体小型化などで利益率が上昇した。

日航の“快進撃”はまだ続く

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