携帯電話大手3社の2012年9月中間連結決算が31日、出そろった。ソフトバンクは米アップルの人気スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売好調などで営業利益が中間期として過去最高を更新した。
一方、NTTドコモとKDDIは利用料金割引に伴う費用増加や音声収入の減少などで営業減益となり、明暗が分かれた。
ソフトバンクは契約者が伸びたことでデータ通信料収入などが増加。同日、記者会見した孫正義社長は「業績は絶好調。(下期以降)ドコモの営業利益を抜きにいく」と意気込んだ。
営業減益となったドコモとKDDIもスマホ販売は好調で、ドコモは13年3月期のスマホ販売台数を期初見込みの1300万台から前期比1.5倍の1400万台に上方修正した。