東武タワースカイツリーは17日、「東京スカイツリー」の地上497メートルに取り付けた雷の電流測定装置を報道陣に公開した。スカイツリーに落ちる雷の電流を観測し、その特性を分析するほか、高層建築物の落雷からの安全性向上への技術開発に役立てる。
測定装置は、展望台の上方47メートル地点に設置されている。東京大学の生産技術研究所、電力中央研究所と協力し、世界的にも最大規模の雷電流測定装置となっている。
タワー上部に周囲30メートルのコイルを取り付け、タワーに落ちた雷を電流として検出する。雷の電流の大きさや、周波数、波形などを記録する。スカイツリーは年間10回以上の落雷があると予測されている。