【現場から】
涼しい秋の気配が漂ってきたが、NTTドコモにとっては厳しい季節の到来と言えそうだ。
先月21日、ドコモが取り扱っていない米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の最新モデル「5」が、KDDI(au)とソフトバンクモバイルから発売された。
地図アプリで情報量の少なさや誤りが指摘されているものの、根強いファンに支えられ販売は好調を維持している。
さらに今月以降、KDDIとソフトバンクからは高速データ通信規格「LTE」に対応した米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載のスマホの冬モデルが発表される見通しだ。
両社にとっては初のLTE対応のアンドロイドスマホとなるだけに、アイフォーンに続く、販売台数全体を牽引するフラッグシップモデルが登場することになりそうだ。