プラレール「エコレール」開発秘話 苦難乗り越え玩具初のエコマーク (1/3ページ)

2012.9.17 08:05

タカラトミーが7月に発売した「エコレール」(左)

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 玩具大手のタカラトミーは、看板商品である鉄道玩具「プラレール」で、再生材料を50%以上使用した「エコレール」を7月に発売した。日本環境協会が環境保全に役立つと認めた商品に付与する「エコマーク」を玩具商品として初めて取得した。

 環境をイメージできるよう、色は従来の青ではなく緑を採用。環境への貢献度をアピールするとともに、幼い子供の環境問題への関心を高めるツールとして注目されている。

 エコレールは、従来商品に使われているポリプロピレン(PP)と呼ばれる軟質プラスチックに、廃棄されたプラスチック製品を加工した再生PPを50%以上混ぜ込んだ。リサイクル品を使用することで、製造から廃棄までに発生する二酸化炭素(CO2)を従来比で約1割削減できるという。再生材を使用する分、製造工程が増えるが、販売価格は従来品と同じ367円(レール4本入り)に据え置いた。

 開発に着手したのは2010年1月。「玩具メーカーとして本格的に環境問題に取り組みたい」。富山幹太郎社長の号令のもと、社長室に環境課を新たに設置したことがきっかけとなった。そこで発案されたのがプラレールのエコ化だった。

伝統的な看板商品にメス…抵抗感も

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