(4)「地方犠牲の体質から脱却を」 株主の相次ぐ批判に拍手続く に戻る
《勝俣会長から「次の株主さんどうぞ」と促され、株主提案の第14号議案について男性株主が登壇》
男性株主「まず説明の前に、こちら開催通知に(株主提案に反対した)取締役会の意見がある。いずれも『業務執行に関わる事項で定款で定めるのは適当でない』とあるが、『業務執行』の一言で片付けられるのは納得いかない。理不尽だと思う」
《拍手が起こる》
「政府の電力システム改革専門委員会が、発送電分離を導入する方針を固めている。実質的な電力自由化になるだろう。また、福島第1原発事故により、原子力による電力を使いたくない消費者は増えている。多くの企業が発電事業に参入し、わが社の脅威になることは間違いない。収益悪化を回避するために電源選択制度の導入が不可欠。高いコストの再生可能エネルギーでも理解が進むはずだ」
《男性株主は力を込めて提案する》
「一般企業であれば、消費者のニーズを踏まえ、さまざまな商品をそろえることが不可欠。一般企業としての自覚を持って、(電源選択制度について)取締役、株主の皆さまのご賛同をお願いしたいと思います」
《会場が拍手で包まれる。続いて15号議案の株主がマイクを握る》