東京ディズニーリゾート(TDR)が“独り勝ち”とされるテーマパーク業界で、地域のパークが生き残りに向けて改革のスピードを上げている。
長崎県のハウステンボス(HTB)は、先月末に開設した長崎-上海間の旅客船航路を活用し、海外からの集客を加速する一方、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も16日、新エリアをオープンするなど、さまざまな施策を打ち出している。(中山玲子)
開園10周年となるUSJは16日、ハローキティなど子供に人気のキャラクターをテーマにした新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」をオープン。アトラクションやレストランなど28施設を新たに設けた。
環境デザインの世界的権威、スーザン・M・ゴルツマン氏の理論を元に、子供の想像力や好奇心を育む設計を行った。
スリルやスピードを味わうこれまでのゾーンとは対照的に、就学前の子供でも安心して遊べるのが特徴で、親子連れの来場拡大を狙う考えだ。