三菱ＵＦＪ、店舗数を４割減の３００に　アプリを充実

　三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループは２０日、三菱ＵＦＪ銀行の店舗数を令和５年度末に３００程度にする計画を明らかにした。平成２９年度末の５１５と比べて４０％減となる。スマートフォンアプリの機能を充実させてインターネットバンキングの利用者を増やし、運営経費のかかる店舗を段階的に減らす。

　当初の計画では２０％減としていたが、１年前には３５％減に修正していた。低金利の長期化による国内業務の収益力低下や来店者数の減少などを踏まえ、削減幅をさらに拡大することで経費削減を徹底する。

　内訳も見直した。窓口でさまざまな取引を扱う「フルバンク」と呼ぶ従来型の店舗はこれまで半減するとしていたが、３分の１の約１７０にする。個人向けの資産運用を中心業務とする店舗や、セルフ端末で取引を完結できる店舗は増やす。