オマーン企業へ不審支出か ゴーン前会長、ルノー通報
フランス自動車大手ルノーは1日までに、カルロス・ゴーン被告が会長だった際、ルノーと日産自動車の企業連合の取引先であるオマーンの販売企業へ多額の不審な支払いがあったとして、フランスの検察当局へ通報した。フランス紙フィガロなどが報じた。
ルノーの内部調査で判明した。ロイター通信によると、オマーンの販売代理店に販売奨励金として支払われ、2011年ごろからの5年間で数千万ユーロに上った。多くが後にゴーン前会長の関係者が運営するレバノンの会社に流れていたという。
奨励金はマーケティングや対象地域別の予算を使うのが通例だが、会長職に充てられた経費から支出されていた。(共同)
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